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セミナー番号:M0001
わかりやすい日本語と英語の書き方を同時に学べるセミナー
「英訳しやすい治験関連文書の書き方」
講 師:内山雪枝(有限会社クリノス代表取締役社長・医師) 略歴はこちら
日 時:2013年2月28日(木)13:30~17:30
会 場:フクラシア東京ステーション 6階会議室C(JR東京駅日本橋口徒歩1分)
地図はこちら⇒http://fukuracia-tokyo.jp/access/
受講料:1名47,250円(税込み)
※早期割引料金:2月14日(木)17時までのお申込は1名36,750円(税込み)
定 員:48名(定員に達し次第、受付を終了させて頂きます)
講演趣旨
和文英訳の質が低い場合、原因の1つに日本語原文の質の低さが考えられます。プロの医薬翻訳者も、製薬企業などのメディカルライターも、翻訳時に原文の字面に忠実な直訳をする傾向が強いことから、日本語原文の質は、英訳の質を大きく左右する重要な要因と言えます。
そこで、本セミナーでは、和文英訳の質を向上させるために、英訳する機会の多い臨床試験関連文書から英訳しにくい日本語の実例を多数取り上げ、どのような誤訳や不適切な英訳につながりやすいかを解説し、英訳しやすい日本語の書き方のポイントをご紹介いたします。
日本語の悪文例と改善例の各英訳も併せてご提示いたしますので、英訳の質の変化を実感して頂けると同時に、日本語を英語に置き換えただけの直訳の問題点を知り、日本語の字面にとらわれずに意訳するコツや、英訳チェックの注意点なども学んで頂けます。
講演対象
製薬会社・医療機器メーカー・CROのメディカルライター・臨床開発部員・安全性担当者、医薬翻訳者・英文校閲者、英語論文執筆者など
講演内容
臨床試験関連文書(プロトコル、治験総括報告書、副作用報告書など)から、英訳しにくい日本語の実例をカテゴリー別に示しながら、英訳しやすい改善例をご提案いたします。悪文例と改善例の各英訳も併せてご提示いたします。
1. 日本語と英語の違い
- 文化的背景による違い
- 論理展開の違い
2. 英訳しにくい日本語表現と改善例
- 表現の揺れ
- 専門用語の誤用
- 一般用語の使用
- 曖昧な表現・修飾関係
- 冗長な表現
- 断言の回避、婉曲表現
- 「暗黙の了解」による省略
- 日本の治験独特の用語
etc.
3. 英訳しにくい日本語の文章・段落構造と改善例
- 不適切な主語
- 長い文章、複雑な文章
- 「各々」を使った文章
- 短すぎる段落、長すぎる段落
- 起承転結型の段落
- 日本の治験独特の書き方
- 図表のタイトル
etc.
4. まとめ:英訳しやすい日本語の書き方とは?
<質疑応答・名刺交換>